バベルの塔の物語は旧約聖書の「創世記」11章にあらわれる。そこで以下のようなことが語られている。当時ノアの物語のあとの話であのノアの大洪水からだいぶ経ってはいるが人々の心の中にはその傷跡が生々しく残っていたと考えられる。人々は再び大洪水が来るのを恐れ、洪水が来ても大丈夫なような街造りを目指しバベルの塔と都市を建設しようとしたと聖書には書かれている。
旧約聖書の記述は以下
「全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。東の方から移動した人々は、シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。
主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとしてお下りになり、そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。
主はそこから全ての地に人を散らされたので。彼らは街づくりを取りやめた。その為に、この街はバベルと名付けられた。主がそこで、全地の言葉を乱し、そこから人を全地に散らされたからである。」
主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとしてお下りになり、そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。
主はそこから全ての地に人を散らされたので。彼らは街づくりを取りやめた。その為に、この街はバベルと名付けられた。主がそこで、全地の言葉を乱し、そこから人を全地に散らされたからである。」
非常に謎めいた話である。
実際によく分からない話である。
一体、人々の言葉を乱すことなどできるのであろうか。
神々は我々の知らぬ天の上、四次元空間か5次元空間にお住まいになっていて、我々無能な人間どもを正しい方向に影から導き、時に、ならず者にバチ(罰)を与えるような存在と思われている。時に、宇宙人ではないか、という人もいる。
このようなすごい人たちだから、我々の言葉を乱すことなど、呪文を唱えるか、光線銃みたいなものを一発打つかすればすぐに出来ることで、我々を狼狽させることなど朝飯前のような人たちかもしれない。
まあ、そうすると何もかもが解決するわけであるが、実は何も分からない。
目次
序章 バベルの塔で何が起こったのか? ・・・人間の言葉と神々の恐れること
第1章 神とは?https://newsapporoporosis.blogspot.com/2018/10/blog-post_1.html
第2章 神は何を恐れたのか?
第3章 神々が恐れたもの・・・それは言葉
第4章 当時の歴史的背景
第5章 当時の寿命
第6章 神々はどのようにして人々の言葉を乱したのか
第7章 例えば、現代の日本でも起こっているかもしれない、いや、確実に起こっているバベルの塔
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