現代の訓読 の目的
英語の風合いを残したまま、日本語で無理なくこれを読むことができるようにする。
ちょうど、我々が漢文を読むように、である。
漢文は古代の中国語であるが、この漢字の間にメモ程度にレ点や返点、送り仮名、ときに漢字の横にフリガナをつけることにより、ちょっと訓練すると日本語で読むことができるようになる。
江戸時代の末期、頼山陽が「日本外史」という日本の歴史書を書いた。これまで、日本には「義経記」とか「太閤記」のような歴史小説は存在したが、昔からの歴史を総覧して記した歴史書はなかった。この日本外史が初めてであった。
実はこの「日本外史」、漢文で書かれたのである。もちろん、漢文そのままではさすがの日本人は読むことができない。これにレ点、返点、送り仮名をつけ、ときに難解な漢字にはフリガナもつけた。
実はこの「日本外史」、漢文で書かれたのである。もちろん、漢文そのままではさすがの日本人は読むことができない。これにレ点、返点、送り仮名をつけ、ときに難解な漢字にはフリガナもつけた。
当時、この日本外史はベストセラーになったのである。
当時の日本人の識字率やレ点付きとは言え漢文を読み込める能力に今更ながら瞠目せざるを得ないが、漢字の羅列の漢文にちょっと記号を付加するだけでこれを抵抗なく日本語で読めた、ということに私は注目している。そして、英語でもこれができないか、と考えているものである。
漢文が中国から日本に入ってきた頃、書籍はものすごく貴重で、かつ高価なものであった。印刷技術ももちろんないので、書き写すしかなかった。また紙も高価なものであった。
故に、漢文を読むために日本人が開発した訓読方はこの制約の上で最小限の書き込みでできるものにしたのである。
私は、英語を訓読する方法を考えている。
現代、書籍は豊富にあり、紙も安い。
また、情報はネット上に無限にある。
しかもネットの画面はその広さに制約がなく、色もカラーで1680万色を使えるのである。
古代とは様相が大きく変わったのである。
このことを利フルに活用して、英語の訓読方を開発している。
頼 山陽(らい さんよう、安永9年12月27日(1781年1月21日) - 天保3年9月23日(1832年10月16日))は、大坂生まれの江戸時代後期の歴史家、思想家、漢詩人、文人。幼名は久太郎(ひさたろう)、名は襄(のぼる)、字は子成。山陽、三十六峯外史と号した。主著に『日本外史』があり、これは幕末の尊皇攘夷運動に影響を与え、日本史上のベストセラーとなった。贈正四位[1]。
英文 現代の訓読を大きく改良しました(平成31年2月7日)
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