2020年7月14日火曜日

しなやかに英語名言暗記18 クラーク博士:Boys, be ambitious!


原文
Boys, be ambitious! 
Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement, not for that evanescent thing which men call fame.

Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.

現代英文訓読法



和訳:少年よ、大志を抱け
お金のためでなく、自己の権力や富の巨大化のためでなく、人が名声と呼んでいるところのそのような儚いもののためではないもののために大志を抱け。

人がかくあるべきというところのすべての達成のために大志を抱け。

aggrándizement
名詞
U⦅かたくけなして⦆(権力地位富などの)強大化, 増大, (領土などの)拡大.

attáinment
名詞⦅かたく⦆
1 U(目標などの)達成, 到達(achievement).
2 C〖しばしば~s〗技能, 学識, 業績
▸ a man of educational attainments
学識豊かな人.

evanescent /èvənés(ə)nt, ìːv-/ /⦅強勢移動⦆/
形容詞
⦅文⦆すぐに消えてゆく, しばしの, はかない.



ウィリアム・スミス・クラークWilliam Smith Clark1826年7月31日 - 1886年3月9日)は、アメリカ人教育者化学植物学動物学の教師。農学教育のリーダー。 1876年(明治9年)札幌農学校(現北海道大学)開校。初代教頭。同大学では専門の植物学だけでなく、自然科学一般を英語で教えた。この他、学生達に聖書を配り、キリスト教についても講じた。のちに学生たちは「イエスを信じる者の誓約」に次々と署名し、キリスト教の信仰に入る決心をした[1]。日本ではクラーク博士として知られる。日本人から見るといわゆる「お雇い外国人」のひとりである。


少年よ、大志を抱け この老人の如く

札幌農学校1期生との別れの際に、北海道札幌郡月寒村島松駅逓所(現在の北広島市島松)でクラークが発したとされるクラークの言葉が、よく知られている。それは「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」として知られていた。しかし、この文言は、クラークの離日後しばらくは記録したものがなく、後世の創作によるものだと考えられた時代があった。1期生の大島正健(後の甲府中学校(現甲府第一高等学校)の学校長)による離別を描いた漢詩に、「青年奮起立功名」とあることから、これを逆翻訳したものとも言われた。

しかし、大島が札幌農学校創立15周年記念式典で行った講演内容を、安東幾三郎が記録。安東が当時札幌にいた他の1期生に確認の上、この英文をクラークの言葉として、1894年ごろに同窓会誌『恵林』13号に発表していたことが判明した。安東によれば、全文は「Boys, be ambitious like this old man」であり、これは「この老人(=私)のように、あなたたち若い人も野心的であれ」という意味になる(ただし『恵林』には「Boys, be ambitions like this old man」と印刷されているが、「n」は「u」の誤植・倒置と思われる)。安東の発表の後、大島自身が内村鑑三編集の雑誌 Japan Christian Intelligencer, Vol.1, No.2 でのクラークについての記述で、全く同じ文章を使ったことも判明した。また大島は、次のように述べている。

先生をかこんで別れがたなの物語にふけっている教え子たち一人一人その顔をのぞき込んで、「どうか一枚の葉書でよいから時折消息を頼む。常に祈ることを忘れないように。では愈御別れじゃ、元気に暮らせよ。」といわれて生徒と一人々々握手をかわすなりヒラリと馬背に跨り、"Boys, be ambitious!" と叫ぶなり、長鞭を馬腹にあて、雪泥を蹴って疎林のかなたへ姿をかき消された。— 「クラーク先生とその弟子たち」
この時に他にも「Boys, be ambitious in Christ (God)」と言ったという説もある。また「青年よ、利己のためや はかなき名声を求めることの野心を燃やすことなく、人間の本分をなすべく大望を抱け」と述べたという説がある。[4] クラークがアマースト大学在学中からambition, ambitiousという言葉を愛用し、かつクラークの人物の形容語として同様の言葉がよく使用されていたことは、近年のアメリカ側の研究で明らかになっており、島松の別れに居合わせていたブルックスが帰国後もこの惜別の言葉について自ら語り、否定していないことからも、ambitiousと言う言葉を用いたことは間違いないとみられる[3]
そして他にも「Boys be ambitious! Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement,not for that evanescent thing which men call fame. Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.」(少年よ、大志を抱け。しかし金を求める大志であってはならない。利己心を求める大志であってはならない。名声という浮ついたものを求める大志であってはならない。人間としてあるべき全ての物を求める大志を抱きたまえ)と言われたという説もある。


暗記確認。「地位・権力の拡大化」という英単語。儚い(はかない)という英単語がなかなか覚えられずに暗記は自分では難航した。




現代英文訓読法を使って靱やか(しなやか)に金言をさっと暗記してみよう



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