2020年7月18日土曜日

英語のことわざ1000則をどのように選んだか。



英語のことわざを勉強することの効能を説明したいと思い書いている。
これは3部構成である。

1. 英語のことわざ1000則をどのように選んだか。(本稿)
2. 1000もの英語のことわざを暗記できるのか(令和2年9月3日 アップ)
3. 英語のことわざを1000暗記するとネイティブを凌駕する英語力が身につくのか




前から申し上げている、英語のことわざを1000覚えるというプロジェクト。
このコロナで飲み会もなくずっと家にいるのでだいぶ進んだ。
そしてついにことわざを1000選び出すことができた。
そのことをご報告したい。

つまり英語のことわざをどのように選んだか、具体的に述べる。

 まずはことわざが数の数える単位として「則(そく)」を使うものとする。

 7冊の英語のことわざの本と、1200則ほどの英語のことわざを紹介したホームページから合わせて5810則の英語のことわざを採取した。

この7冊の本 
あとネット 英語ことわざ辞典

  この中にはダブっているものが多数ある。つまり、広く使われていることわざは、全部の本やホームページに収録されている。これを頻度8と呼ぶものとする。
 同様に、7つものに収録されているもの、6つのものに、・・・2つのものに収録されてるものを頻度7、頻度6・・・頻度2 と呼ぶ事とする。
 1冊の本、あるいはホームページにしか収録されていなかったものを頻度1とする。

 つまり全部で5810則のことわざを採取したが、この様にダブっているものもあるということ。

 
その分布を下の表紙示した。


 この中から1000則を選び出したのである。
 まず頻度の高いものに注目した。
 また、ことわざを構成する単語数の少ないものに注目した。

 初めは1000を意識せず、まずはざっと、3単語まではほぼ全部。4ー7単語までは頻度2以上のものを、そして、8単語以上のものは頻度3以上のものを選んだ。
 そして、頻度が少なくても、よく耳にするもの、言い回しの面白いもの、あと、自分が好きな言葉を選んでいった。すると全部で1520則のことわざが選び出された。
 とにかくこの中から1000を選ぶよりもこれらをまずは覚えることを心がけた。
 暗記の過程は別の記事に示す。

 
 一通り暗記をして、1000を選ぼうと思ったがなかなかうまくいかない。目移りもする。
 そこで、無理に1000則を選ぶことを諦め、もう一度最初から暗記をした。
 やってみると、There's とThere isのように同じものでも訳されているものがある。
 また、In wine, there is truth. と There is truth in wine. というものもあった。
 ここでいうと簡単に検索などを使うと出てくるように思われる方もおられると思うが、そうはうまくいかない。検索でももちろん拾えるが、暗記しながら見ていき、「そういえば」となってチェックしてわかるものも多いのが現実であった。

 このようなものを落としていって、かつ、3単語まではほぼ全部。4ー7単語までは頻度2以上のものを、そして、8単語以上のものは頻度3以上のものを選ぶと910則あった。

 今度は逆に90則ほどを新たに選ぶと良いわけだ。

 また、暗記しながら、頻度が少なくても良いものを拾っていった。

 一通りすると、1100則となった。

 今度はここから100則を落とす。
 同じようなことを言っているもの。
 あと、冠詞だけが異なるものもある。例えば、One とか A とか The のようにである。
 相変わらず、There's とThere isのような略されたものも出てくる。

 最後は998則になったり、1001則になったりして、微調整をして1000となったわけである。
 
 結局、1520則のことわざを暗記した。全部暗記できたわけでもないし、こうしている間にも忘却は進んでいる。
 しかし、7−8割は覚えたので、1000則は覚えているものと思う。
 逆にこのようにしないと、本当の意味で1000を選ぶことはできないであろうと思う。


 
 

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