最近、個人情報漏洩の話をLineを例にして人とは話をすることがよくある。
自分のラインの設定をプライバシーから見せると皆、珍しそうに関心を持ってくれるようだ。
すると「自分のはどうだ」ときうことになる。
そして、その人の「設定」も見せてくれる。
なかなかどうして、皆さん、ゾロゾロといろいろなアプリを入れていらっしゃる。
また、ほとんど例外なく、いや、全員が、アクセス権を許可している。
「これを許可すると、奴らはあなたのスマホの写真全部にアクセスできて、ベロベロ見ることができるのだよ」と教えている。
ある人も例によってぞろぞろとアプリを入れていた。
見ると、あの悪名高き「SIMEJI」が入っているではないか。
これは中国製のアプリである。
一時、個人情報がダダ漏れになる注意すべき中華ソフトと言われたものだ。
まだ、あったのか、という感想である。
これはスマホ用の日本語の感じ変換のアプリ。
一太郎のようなものといえば分かりやすいであろうか。
日本でしか使われないであろうアプリである。
参考記事
【特集】 Simejiは危険!?Simejiを安全に使うコツ
https://octoba.net/archives/simeji-howto-20160320.html
この「SIMEJI」のホームページを見ると、「皆様の個人情報を盗むって? そんなことはしていません」と書いてある。しらじらしく聞こえるが・・・
しかし、SIMEJI よ。なぜ、漢字変換ソフトが画像へのアクセス権を要求しているのだ?
語るに落ちたというところではないか。
おそらく彼らの言い分はこうだ。
「SIMEJI」はスマホの初期画面を変えられる機能も付加されている。自分の撮った写真を壁紙として使えるのだ。こんなものは、スマホの基本機能としてついているが、「SIMEJI」にもついている。おそらくこれをするためにアクセス権を要求しているのだろう(ラインのように、画像選択ボタンから撮りためた写真アルバムにアクセスでき、そこから気に入った写真を選ぶこことが出来る)。
しかし、「SIMEJI」はあくまでも、日本語の漢字変換ソフト。画像は要らないだろう。
彼らが何のためにアクセス権を要求しているかはもう明らかではないのか。
おそらく位置情報その他、諸々を要求していて彼はそれを気前よく与えていることだろう。
「SIMEJI」はアプリを消そうとしても、なかなか消すことはできない。というか、ほとんどのアプリがそのような傾向があるようだ。
この「SIMEJI」をインストールした彼は、これを取り出そうと思ったら、スマホを買い換えるか、Formatするしかない。
アプリにアクセス権を妄りに与えるものではない。
与えないとインストールできないアプリも数多くある。
どうしてもインストールしたければ、一時的にアクセス権を与え、そのあとすぐに設定から切れば良いのである。
ただ、これはiOS系でのこと。
アンドロイド系でもこのようなことが出来る。確認した。
とにかく、我々は自分の個人情報について、もっともっと敏感になるべきだと思う。
我々は気をつけなくてはならないだろう。
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