青の池
今日のケースは60代の患者さん。
68歳の女性の方です。
(以下の数字は個人を特定されないよう若干変えています)
平成24年から診ておりますが、だんだん減少している患者さん。
当院では、患者さんの食事、運動、また、体の身体機能も見て、総合的に治療を組み立てております。
握力はけっこうある方。このブログでもいつも述べていますが、70歳になった時に両方の握力の平均が20kg以上ある方は長生きする傾向があります。そのような調査があります。
この方は現在68歳ですから、たぶん70歳になるときには20kg以上あると思います。
平成24年から当院で骨粗鬆症の検査を行っていて、今回で6回目です。
年齢とともに骨密度は徐々に減っています。
骨密度も決して多い方ではありません。
世の中には骨密度を上げる薬はたくさんあります。
代表的で使いやすい薬はビスフォフファネート製剤ですが、私は60代の若い方にはあまり使いません。
この方は平成25年にビビアント(女性ホルモンを少し変えた薬)を使っておりましたが、他の医療機関からボナロンゼリーが出されました。2ヶ月くらい服用しましたが、当院に来院されたのでまた、ビビアントに戻しました。平成27年にビビアントで腹部の不快感が生じましたので、エディロールに変更しました。
骨密度は下がり気味ですが、基礎体力もしっかりしてるので、70歳まではこの薬でいきたいと思います。70歳になって骨密度がさらに下がっていたら、その時には、ビスフォフファネート製剤を使用しようと思います。
骨粗鬆症 当院ではこう診る 目次
症例2 81歳女性 私の母です
症例6 14年ぶりに骨密度を測定した72歳の女性
症例7 骨粗鬆症治療薬が効を奏したケース
症例8 運動を積極的にされる79歳の女性 身体機能がすばらしい
症例9 骨粗鬆症の薬を使い分け、骨密度を維持している81歳女性
症例10 骨密度が下がっている80歳 女性 12年間のデータ
症例11 当院での骨粗鬆症診療の実際 動画で(令和2年5月16日)
大学時代に全国大会(インカレ)に出場したことのある76歳女性
症例12 90歳でありながら非常に元気な女性
十分な筋力と食の太さこそが長寿の秘訣
症例7 骨粗鬆症治療薬が効を奏したケース
症例8 運動を積極的にされる79歳の女性 身体機能がすばらしい
症例9 骨粗鬆症の薬を使い分け、骨密度を維持している81歳女性
症例10 骨密度が下がっている80歳 女性 12年間のデータ
症例11 当院での骨粗鬆症診療の実際 動画で(令和2年5月16日)
大学時代に全国大会(インカレ)に出場したことのある76歳女性
症例12 90歳でありながら非常に元気な女性
十分な筋力と食の太さこそが長寿の秘訣
症例14 60代の比較的若年の患者さんをどう診ていくか(令和2年10月14日)
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