2020年11月4日水曜日

骨粗鬆症 当院ではこう診る15 50歳代の若年者の骨密度低下にどのように考え、どのように治療するのが良いのか

函館山からの夜景 

今日のケースは50代の患者さん。

58歳の女性の方です。

(以下の数字は個人を特定されないよう若干変えています)

骨密度の結果は下図。



骨密度は徐々に低下しています。

身体能力を測定しました。
 当院では、患者さんの食事、運動、また、体の身体機能も見て、総合的に治療を組み立てております。

まず、握力はけっこうある方。このブログでもいつも述べていますが、70歳になった時に両方の握力の平均が20kg以上ある方は長生きする傾向があります。そのような調査があります。
 この方は現在58歳ですから、70歳まではまだまだ間がありますが、維持するように日々運動を頑張って欲しいものです。


 体の反り 42 cm

背筋力はすばらしい値です。

レントゲン写真をお示しします


レントゲンでも骨密度はある程度わかります。
骨密度が高くてもレントゲンで、「これはどうかな」という方もいらっしゃいます。
特に問題はありません。

次に、食事のチェックも行いました。


この方の1日の摂取量
カルシウム 241mg(基準 600-800 mg)
ビタミンD 0 IU (基準 300 IU以上)IU : 国際単位
ビタミンK 124μg (基準 200-300μg以上)

 食事に関しては実はいろいろ専門家の間でも意見が分かれています。
 カルシウムをたくさん摂っている人と、あまり摂っていない人の間で骨密度を比べた研究はたくさんありますが、結果は様々です。
 つまり、たくさん摂っているからと言って、骨密度が高く、あまり摂っていないと、「ショボーン」という単純なものではありません。
 その理由としては:
 食事をしても、それが骨になるまでには、長い道のりがあります。
 また、カルシウムにしてもからだのあちこちで、重要な働きをしています。
 もうひとつの理由としては、どのくらいカルシウムを摂っているのか、ビタミンDは、ビタミンKは、というこのようなアンケート調査の方法がありますが、なかなか万人に当てはまるものでもありません。
 この調査は一つの目安です。
 このようなものを参考にして、皆様の考える機会になればと思います。

まとめ
 骨密度は減っているが、50歳代の方なので、しばらくエビスタで治療していきたいと思います。運動をしっかりやっていくと良いかと思います。










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