2020年5月13日水曜日

武漢市民全員にPCR! 好漢、惜しむらくは兵法を知らず


中国で武漢コロナ肺炎がた再燃したようだ。
これに対して、中国政府は武漢市民1000万全員にPCR検査を施す予定であるという。

さすがは大中国。やることがでかい。

と言いたいところだが、私は本音では「こんなことをしてもしょうがないのに。」と思っている。

It is magnificent, but it is not a war. 


勇壮なれども戦いにあらず   好漢惜しむらくは兵法を知らず  というわけだ

 前にも述べたがPCR検査は感度、特異度ともさほど高くはないと言われている。
 インフルエンザで感度60%、特異度95%と言われている。これは2004年のデータ。
 私が渉猟した限りでは、これ以降のデータは見つからない。
 とあるメーカーの人が、「うちのインフルエンザ検査の感度は90%だ」と胸を張ったので、「感度って何?」とその定義をお聞きしたところ答えられなかった。
 それは良いのだが、検査の感度はもう少し良くなったのかもしれない。

 ちなみに、感度とは、インフルエンザを例にとると、
 インフルエンザと確定診断を得た人に検査をすると何%陽性と出るか、ということ。
 特異度とは
 インフルエンザでない人に検査をしたら、何%陰性と出るか、ということ。

 コロナウイルスに対するPCR検査の特異度、感度はまだ不明であるが、
いろいろな事柄を聞いて甘く推定すると
 感度、特異度ともに70%くらいとして仮定してみよう。

 これで論を進める。

 今、武漢市民1000万人にPCR検査をすると、少なくても300万人に「陽性」が出る。
 さすがの大中国でも、多勢に無勢。これでは手の打ちようがない。

 テレビを見ていると、やたらPCR検査をするべきだ、と大きな声で言う人がいるが、この人も大中国と同様、よく分かっていないな、といつも思う。
まさに「好漢惜しむらくは兵法を知らず」だな、と思う。

 コロナウイルスの引き起こす症状を3つに分ける
 1)無症候
 2)ただの風邪のような状態 いわゆる「武漢風邪」
 3)肺炎

 3)の肺炎の人でCTですりガラス様の陰影を呈し、呼吸苦、熱発の肺炎症状もあり、これと同様な症状を呈する、インフルエンザ、結核、レジオネラ肺炎、マイコプラズマ肺炎をすべて除去し、かつ、PCR検査が陽性で、初めて「コロナ肺炎」と確定診断を得る。
 または、症状があれば、PCR陰性でも、他の肺炎の可能性を除去できれば、「コロナ肺炎」と確定診断ができるものである。

 2)では、PCR検査すらする意味はない。普段であれば多少無理をして仕事にも出るのであろうが、この時期だから、このような風邪症状があれば家にいていわゆる「自己隔離」をするのがベストであろう。

 1)の無症候の人でも感染力があるかもしれない、と言う人が多くいる。
 その可能性は否定できないが、それは誰にも分からない。

 インフルエンザの場合、熱が下がってから5日間くらいは感染力があるので、仕事や学校を休む様に、となっている。
 コロナ武漢ウイルスでもこのくらいが妥当であると思う。

 現在は、症状がなくなったあとも2週間入院し、PCR検査を実施し、陰性であれば退院とのことであるようだが、やり過ぎであろう。少なくても一律このようにしなくても良いであろうと思う。

 私は最近、一つの習慣がついた。
 テレビを見ていて、PCR検査をもっとやれ、とかコメンテーターが連呼しだしたら、あほらしいからテレビを切ることにしている。

 さて、今日の本題はことわざ紹介 であったかな。

It is magnificent, but it is not a war. 

勇壮なれども戦いにあらず   好漢惜しむらくは兵法を知らず

中国・武漢市、全市民にPCR検査実施へ

2020/5/12 22:04 (2020/5/13 5:17更新)
日本経済新聞


【大連=渡辺伸】新型コロナウイルスの感染が最初に拡大した中国の湖北省武漢市当局は、
すべての市民に対して感染を調べるPCR検査を実施する方針を決めた。
複数の中国メディアが報じた。
同市では9~10日、約5週間ぶりに新たな感染者が見つかっており、
ウイルスの封じ込めを強化する狙い。
同市の人口は約1100万人。

武漢市の新型コロナ対策チームは11日、市内の各地区に対して
10日間で全員の検査を実施する案を配布した。
開始時期などの具体的な実施方法はまだ検討中という。

武漢市では9日、都市封鎖の解除後で初めて感染者が1人確認された。
10日はさらに5人が見つかった。
6人はいずれも同じ地区に住んでいた。
同地区の共産党委員会は11日、「感染封じ込めの管理力不足」を
理由に同地区の党幹部の解任を決めた。

同市では4月4日以降は新たな感染者はゼロが続き、
4月8日には約2カ月半ぶりに都市封鎖が解除され、
航空や鉄道などの交通機関が再開していた。
中国当局の発表によると、12日午前0時(日本時間同1時)時点で、
武漢の感染者は累計5万339人で、死亡は3869人。
中国の新たな感染者は2月中旬まで毎日数千人のペースで増え続けたが、
3月中旬以降は毎日ほぼ数十人に減少していた。
ただし中国政府は感染拡大の第2波に対する警戒を強めている。

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