武漢コロナ肺炎に対するPCR検査についての私論

おはようございます。

武漢コロナ肺炎について。

何やら日本の検査数が少ないのが問題、と外国から批判されることもあるし、国内の有識者もそのことをえらい勢いで論じる方がたくさんいらしゃる。

残念ながら病気というものを理解されていないように思う。

コロナ騒ぎは毎日毎日大変ですが、ちょっと騒ぎすぎです。

警戒しなければならないし油断も禁物。

でも落ち着こう。

テレビもみなさんを煽って視聴率を稼ごうとしているのかなあ。

アメリカからも以下のような記事が上がっている。

在日アメリカ大使館、日本の新型コロナ検査不足を指摘「有病率を正確に把握するのは困難」

高橋浩祐  | 国際ジャーナリスト

/.author

4/3(金) 22:40

https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200403-00171373/?fbclid=IwAR2PixbHJ0l9qLnxItO-J2Pdx1E-OZyK3n3WMGKaBzVSycx_82cp8hgPNmo

在日アメリカ大使館は4月3日、日本に滞在するアメリカ国民に対し、帰国を強く促す文書をホームページ上に掲載した。その中で、「幅広く検査をしないという日本政府の決定によって、新型コロナウイルスの有病率を正確に把握することが困難になっている」と指摘した。同盟国のアメリカから、日本の検査不足が指摘される形となった。

ヘルスアラート（健康に関する注意喚起情報）と題した掲載文書は、まず日本全体で過去72時間で、一日平均にして約200人の650人以上の陽性が確認されたことを説明している。

そのうえで、「アメリカ国民が自国に帰国したいと望むのであれば、今にでもその準備をすべきである。アメリカに住むアメリカ国民ではあるものの、現在一時的に日本に滞在しているアメリカ人は、無期限に日本に滞在する用意がない限り、直ちに帰国準備をすべきである」と述べ、アメリカへの帰国を強く呼びかけている。

在日アメリカ大使館の文書は「幅広く検査をしないという日本政府の決定によって、新型コロナウイルスの有病率を正確に把握することが困難になっている」と指摘している。赤色の下線は筆者による。（筆者撮影）

そして、アメリカとヨーロッパに比べて、日本の感染者数が比較的少ないとした上で、「幅広く検査をしないという日本政府の決定によって、新型コロナウイルスの有病率を正確に把握することが困難になっている」と指摘している。

さらに、「今日の日本の医療制度には信頼がおけるものの、新型コロナの感染増加によって、今後数週間にわたり、その制度がどのように機能するかを予測することが難しくなっている」と述べた。感染者数の急増によって、持病を抱えるアメリカ国民がこれまで日本で慣れ親しんできた治療を受けられなくなる恐れを示している。

NHKの報道によると、4月3日に新たに日本全国で312人の感染が確認され、１日に確認された感染者の数が初めて300人を超えた。

何をかいわんや　だよね。

実際はアメリカの方が日本よりはるかに混乱している。

なぜか　死者が多すぎるから。発病者も圧倒的に多い。
桁が二つ違う。これは事実である。
アメリカもイタリアもスペインも中国もそうである。
批判する気は無い。事実だけを述べるとそうなる。

　実はウイルス検査は副次的な意味しかないと私は思う。

大事なのは、

１）この病気（武漢コロナ肺炎）の症状の出た人が何人いるか　

２）この病気（武漢コロナ肺炎）で死んだ人が何人いるか　が大事。　
１）　２）に対して検査をして、病気を確認する。

つまり風邪と同じように考えるのが良い。

風邪でピンと来なければインフルエンザと同じように考えると良い。

インフルエンザになっても無症候の人もいっぱいいる。

これが何人か、ということは毎年問題にしていますか。

また、皆さんが問題にされますか。

無症候の人も他人様にインフルエンザを移すのですよ。

でも誰も問題にはしていない。

大事なのはインフルエンザにかかったかどうか。

これを調べるために検査をする。

そしてその数を毎年カウントしている。

もちろんインフルエンザで亡くなったら、これはカウントされなければならない。これも毎年カウントしている。

武漢コロナ肺炎に関して特筆すべきことは

日本では諸外国と比べて１）　２）が非常に少ない。

この原因として

　１）日本人が他の外国人に比べて清潔好きだから

　２）靴を脱いで室内に入るから

　３）BCGが良いのではないか　

と言われているが、これは皆、推論の段階である。

また、この武漢コロナ肺炎の検査　非常に不正確。

つまり、検査で陰性と出ても実は有病者であったり、検査で陽性と出ても、武漢コロナ肺炎にかかっていなかったりすることが多い。

また、国によって正確さが非常に違うようだ。

検査をやっても意味がないとは言わないし、症状のある人にはやるべきだろう。
　確定診断を得なければならないから。

　また、濃厚接触者も検査をしてどうであるか判定する必要があろう。
　感染の拡大は阻止しなければならないから。

　

故に結論。

　この検査をたくさんやっているから、「良い国」とは言えない。

　大事なのは発症者の数。

　死亡者の数　であろう。

下の表　これに関してなかなか良いものがなかった。これが一番良いと思う。

 黒の数字が累積感染者数、 赤の数字が累積死亡者数。

https://blog.goo.ne.jp/ticktack946/e/aa47969b424a7abd6d1e838f61658017

タックの庭仕事 －黄昏人生残日録－　より

世界の主な国や地域における、新型コロナウィルス累積感染者数と死亡者数の推移（2020年３月31日現在）

2020年3月16日

2020年3月21日

2020年3月26日

2020年3月31日