1. Here we discern the most cogent precept in the code of the samurai.
2. Nothing is more loathsome to him than underhand dealings and crooked undertakings.
3. The conception of Rectitude may be erroneous ―― it may be narrow.
4. A well-known bushi defines it as a power resolution; --- “Rectitude is the power of deciding upon a certain course of conduct in accordance with reason, without wavering; --- to die when it is right to die, to strike when to strike is right.”
rectitude /réktɪtjùːd/
名詞U⦅かたく⦆
1 誠実さ, 正直さ, 実直さ, 清廉さ.
2 正確さ.
justice /dʒʌ́stɪs/
→just
名詞複~s /-ɪz/
1 U正義; 公正, 公平(↔injustice)
▸ obstruct justice
正義を妨げる
▸ a sense of justice
正義感
▸ fight in the cause of justice
正義のために戦う
▸ treat a person with justice
人を公正[公平]に扱う
▸ to do him justice≒in justice to him
彼を公平に評すれば.
2 U裁判, 裁き; 司法
▸ a court of justice
法廷, 裁判所
▸ the Department of Justice
⦅米⦆司法省
▸ a miscarriage of justice
誤審.
訳:ここで私たちは、侍の規範の中でもっとも厳しい教えを学ぶことにしよう。
discern /dɪsə́ːrn, -zə́ːrn/
動詞~s /-z/ ; ~ed /-d/ ; ~ing
他動詞⦅かたく⦆ (!進行形にしない)
1 (よく考えた[調べた]後で)…に気づく, …を理解する;〖~ that節/wh節〗…ということ[…か]に気づく[がわかる]
▸ I discerned in him none of the vices.
彼には何も悪いところは認められなかった
▸ There is no way to discern which candidate has more stamina.
どちらの候補者がスタミナがあるのか見極める方法がない.
2 (目や耳で)…をとらえる, 認める (!主に知覚しにくいものについていう)
▸ discern a human figure in the shadows
暗闇に人の姿を見つける.
3 …を見分ける, 区別する;〖~ A from B〗〈人が〉AとBの違いを識別する, 見分ける(distinguish, tell)
▸ Children can't discern fiction from reality.
子供はフィクションと現実を見分けることができない.
自動詞
«…を» 識別する, 見分ける «between» .
cogent /kóʊdʒ(ə)nt/
形容詞
⦅かたく⦆〖通例名詞の前で〗説得力のある〈論拠理由など〉; 当を得た〈質問など〉; 強制力のある.
precept /príːsept/
名詞C⦅かたく⦆
1 〖しばしば~s〗(判断行動などの拠(よ)り所となる)原理, 原則; 指針; 格言.
2 〖通例~s〗(宗教的道徳的な)教え; 教義
▸ the ten precepts
十戒.
3 〘法〙令状; ⦅英⦆納税支払命令書.
4 (技術的操作の)指示.
訳:サムライにとって裏取引や不正な行いほど忌々しいものはない。
loathsome /lóʊðs(ə)m/
形容詞
⦅かたく⦆忌々しい, 不愉快極まる, 嫌気のさす.
ùnderhánd /⦅強勢移動⦆/
形容詞
⦅主に英否定的に⦆不正な, 卑劣な; 秘密の(⦅主に米⦆underhanded).
副詞比較なし
⦅米⦆〘スポーツ〙下手投げで, アンダースローの(⦅英⦆underarm)(↔overhand).
crooked /krʊ́kɪd/
形容詞
1 〈本来まっすぐなものが〉曲がった, 湾曲した; 〈笑顔などが〉ゆがんだ, 左右非対称の.
2 ⦅くだけて⦆〈人などが〉不正な, いんちきの, 詐欺の.
3 〈人が〉腰[背]の曲がった.
4 ⦅豪ニュージーくだけて⦆=crook形容詞1.
undertaking /ʌ̀ndərtéɪkɪŋ, 3では -́--̀-/
→undertake
名詞複~s /-z/
1 C〖通例単数形で〗(大変な)事業, 企て, 仕事; 引き受けたこと; U(仕事などの)引き受け, 着手.
2 C⦅かたく⦆ «…する/…という» 約束, 保証 «to do/that節»
▸ give an undertaking not to reveal any details
詳細を一切明かさないと約束をする.
独り言:「サムライにとって裏取引や不正な行いほど忌々しいものはない」
なんと清々しいセリフであろうか。
真顔でこんなセリフを吐くことのできる人がこの現代、果たして何人いるであろうか。
それにしても詐術が横行するこの現代において何と清々しい(すがすがしい)セリフであろうか。
さて今、世界を牛耳るのは大産業であるGAFA (グーグル アマゾン フェイスブック アップル)である。
彼らの本体は何かと言うと、我々の身近に目や耳を忍び込ませ・・・つまりスマホであるが・・・そこから我々の情報を盗むのである。
中国のファーウェイも負けてはいない。GAFAのFはフェイスブックではなく、ファーウェイではないかと私は思っている。彼らのスマホ、パソコン、無線WiFi装置は情報が筒抜けである。
実際に何度もそのような話が出てくる。
我々の秘密の話がすべて盗聴されている。
政治家、企業や大学の研究の秘密の話や情報、あるいは、女性との(男性との)卑猥な話から、実際の写真、動画まですべて彼らに握られている、といっても間違いではない。
このため、何人の政治家が職を追われたであろうか。
いくつもの会社が潰されて彼らのものになったであろうか。
しかし、勝てば官軍である。
彼らはGAFAと呼ばれ、今世の最大の成功者としてもてはやされている。
しかし、彼らのやっていることは何であろう。
我々の情報を勝手にこっそりふんだくる、不正であり、詐欺である。
それを元に裏取引をして、巨額の富を得るのである。
そしておまけに税金を払わないと来ている。
実際に先日のG20ではこれが大きな問題にされた。
武士道によると彼らのやっていることはサムライがもっとも忌々しく思ったことである。
新渡戸稲造氏がこの「武士道」を上梓したのは、日清、日露戦争の間の頃。
日露戦争が目睫に迫っていた頃。
この頃、世界が日本に注目していたと思う。
新渡戸稲造氏が、ヨーロッパ人の友人から日本における宗教とは何か。宗教教育はきちんとなされいるか、と問わた。
「やっていない」とありのままに答えると、その友人は非常に驚いたという。
新渡戸稲造氏の感性。今も昔も変わらない気がする。
同じ質問を我々がされても「仏教かなあ、神道かなあ。結婚式はキリスト教でやる人も多いぞ。学校では教えていないなあ。キリスト教系、仏教系の学校では教えているようだが・・」ときっと答えるであろう。
新渡戸稲造氏は思いを巡らしたのであろう。
宗教とは我々の心の拠り所。
日本人の心の拠り所は何か、と考えたところ、「武士道」に思い当たり、この書を記したのであろう。
この当時、この武士道は、十数ヶ国語に訳され、世界中で愛読された。
世界中で共感を得たからであろう。
読めば読むほど、武士の心、ではなく、日本人の心を言い当てていると思う。
新渡戸稲造氏は、幼少のころであるが実際に武士であった。武士として生まれた。
父親は武士であった。
しかし、これを書いた頃、「武士道はなくなった」と書いている。
もちろん、この21世紀、武士道は、この頃よりもはるかになくなっている。
しかし、この「武士道」素直に共感できる。
つまり新渡戸のころも、今も、日本人の心性の中にはしっかりと残っているからだと思う。
本当に思う・・・サムライにとって裏取引や不正な行いほど忌々しいものはない。
「サムライ」を「日本人」と置き換えても間違いはないし、共感できるであろう。
それはなぜか。我々の心の中に武士道がしぶとく残っているからである。
それはなぜか。我々の心の中に武士道がしぶとく残っているからである。
訳:義の観念は誤っているかも知れない。それは狭隘かもしれない。
rectitude /réktɪtjùːd/
名詞U⦅かたく⦆
1 誠実さ, 正直さ, 実直さ, 清廉さ.
2 正確さ.
訳:ある高名な武士[林子平(註)〕は義を力強い決断と定義している。即ち、義とは理に則って躊躇することなしに行為のあるやり方ーーーつまり死ぬべき場にて死ぬこと、討つべき場にて討つことーーーを決断する力である。(原文 “ ”内 →「勇は義の相手にて裁断の事也。道理に任せて決定して猶予せざる心をいふ也。死すべき場にて死し、討つべき場にて討つ事也」
註: 林子平(1738-1793)名は友直。江戸時代中期の経世家、寬政三奇人の一人。 兄の関係で仙台藩にたびたび進言。長崎に遊学し、江戸では蘭学者と交わる。
『海国兵談」で疎まれ禁固、引用されている一節はその著 『学則』の一節 (全集第2巻所収)。
『海国兵談』は海防の必要性を説く軍事書であったため、出版に協力してくれる版元を見つけることができなかった。そこで子平は、16巻・3分冊もの大著の版木を自ら彫り、自費出版で須原屋市兵衛から刊行した。『海国兵談』は寛政3年(1791年)、仙台で上梓された。しかし幕閣以外の者が幕政に容喙するのはご法度であり、両著はともに発禁処分が下され、『海国兵談』は版木没収の処分を受けることとなった。しかしその後も自ら書写本を作り、それがさらに書写本を生むなどして後に伝えられた。
最終的に、仙台の兄友諒の許へと強制的に帰郷させられた上、蟄居に処される。蟄居中、その心境を「親も無し 妻無し子無し版木無し 金も無けれど死にたくも無し」と嘆き、自ら六無斎(ろくむさい)と号した。
林子平
accordance /əkɔ́ːrd(ə)ns/
→accord
名詞
U⦅かたく⦆【規則指示などとの】一致, 合致 «with» (!主に次の成句で) .
in accórdance with A
Aに従って, 一致して
▸ act in accordance with the law
法に則って行動する.
waver /wéɪvər/
〖wave(揺れる)er(反復)〗
動詞~s /-z/ ; ~ed /-d/ ; ~ing /-v(ə)rɪŋ/
自動詞
1 〈人が〉【信頼などの点で/決心などから】心が揺れる «in/from» ; 〈決心集中力が〉弱まる, くじける; 〈軍隊などが〉浮き足立つ
▸ He did not waver from his belief.
彼は自分の信念を曲げなかった.
2 〈人が〉 «あれかこれかと/…について» 迷う «between/on, over»
▸ We wavered between Bill and Bob for the position.
私たちはその役職にビルかボブのどちらを就けるかで迷った
▸ wavering voters
浮動票層.
3 〈物が〉揺れる; 〈声が〉震える; 〈光影が〉揺れる(ように動く), ちらつく.
名詞
Cためらい; 動揺; 揺れ.
conduct /kəndʌ́kt/ (!動詞と名詞で発音強勢が異なるので注意)
〖con(共に)duct(導く)〗
名conductor
動詞~s /-ts/ ; ~ed /-ɪd/ ; ~ing
他動詞
1 〈調査実験運動など〉を行う, 進める, 管理[運営]する(carry out); 〈事業など〉を経営する (!しばしば受け身で)
▸ The interview was conducted yesterday.
面接は昨日行われた
▸ conduct a campaign to increase efficiency
効率アップの取り組みを進める.
2 〈楽団演奏会曲など〉を指揮する
▸ conduct a symphony orchestra
交響楽団の指揮をする.
3
a. ⦅かたく⦆〖~ oneself+副詞〗身を処する, ふるまう(behave) (!副詞は様態の表現)
▸ Conduct yourself like a lady.
貴婦人らしくふるまいなさい.
b. 〈生活など〉を送る.
4 〘物理〙〈物質が〉〈熱電気など〉を伝導する(↔insulate) (!進行形にしない)
▸ conduct electricity well
電気をよく伝える.
222
北海道 栗山 小林酒造の宴会の部屋
往時の宴会の様子を伺い知ることができる
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