今日、仕事の終わった後に45分ほど練習した。
鷲ぬ鳥節 C(四の調子)
越城節 C 調子が悪いので途中でやめた。
あがろーざ C 練習中 歌詞がうまく合わない。もう少しお勉強が必要。
石ぬ屏風 C(四の調子)録音。
石ぬ屏風 D(六の調子)録音。
後半の、「いつぬ世」の「世」で高くなるので、ここが問題。
ここの前で息を継いで備えてみた。慣れてきたらこれもやらなくて良いかもしれない。
それを期待しよう。
夜に30分ほど練習。
あがろーざ 歌詞当ての難しいところをやってみた。
二揚げの曲も練習。
しょんかねー C, C#, D で唄ってみた。
石ぬ屏風節の紹介
【解説】西表島舟浮には現在でも直接通じる道路はなく、西表島白浜から船でしか行けない場所である。
この 石ぬ屛風節 は我が村、舟浮村の美しさを讃えた曲である。
舟浮は天然の入江にある。その海を遮る防波堤のような役割をしている岬は切り立った崖であり、それを屏風に見立てて「石ぬ屏風」と唄っているのである。
舟浮の入江には島々が点在し、村には大きなクバデサの樹が林立している。白い浜辺は美しく、かつては夜になると若いカップルが砂浜に何組も座って愛を語らっていたと言う。
この曲は八重山古典民謡コンクール最優秀賞の課題曲。八重山古典民謡の中でも難曲に属する曲の1つ。八重山古典民謡の本調子の曲の中でも高音部が長く持続するので猛烈にスタミナを消耗し、八重山古典民謡保存会の創始者である大濱安伴師匠をして「クイッファイ唄(声喰唄)」と言わしめたほどの難曲である。
私が平成26年にこの最優秀賞のコンクールを受けた折り、この舟浮を訪れた。
その時に舟浮に行く、定期船の船頭さんが、有名な歌い手である池田卓さんのお父様。
行きの船で下船のおり、一緒に写真を撮ってほしいと言うと、無愛想に却下された。
帰りの船で船に乗る前に「三線は持って歩くだけのものじゃないよ。弾くものよ」と投げつけるように仰る。要するに「弾いてみろ 唄ってみろ」と言うことである。
徐に三線を取り出し唄おうとすると、「舟浮の唄をやってくれ」と。
八重山民謡で舟浮の曲となると、殿様節 か、石ぬ屏風節 しかない。殿様節は暗譜はしているし、好きなので練習しているが、ちょっとしたところで手を間違ってしまう。早弾きの曲は難しい。きっとお父様の前では緊張するので間違う危険性がある。石ぬ屏風節は、課題曲なのでかなり練習はしている。この曲も決して易しい曲ではないのだが 石ぬ屏風 を唄った。
お父様は身じろぎもせず じっと聴かれていた。
最後に、「ナイチャー(内地の人)にしては上手いな」(註)というお言葉を賜った。
そのあと、船の中であるが行きの船とは違って打ち解けてお話しをして下さり、舟浮の事、唄の事をいろいろと教えてくださった。本には書いていない現地の人ならではこともいろいろ聞く事が出来て非常に有意義であった。
三線には人と打ち解け合うことを促進する力があることを改めて知った。
註)北海道でも、青森以南を「内地」と呼ぶ。ここに沖縄が入っているかどうかを意識したことはない。
沖縄の人も、本州の人のことを「ナイチャー」というがここに我々のような北海道民は入っているのか。入っているようだ。
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