2020年10月11日日曜日

新々英文解釈研究(山崎貞 著)の攻略してみよう 前書き

青の池

皆様は新々英文解釈研究という高校生向けの英文解釈の参考書をご存知であろうか。

大正元年に初版が「公式応用英文解釈研究」として発刊された。以来、90年間、高校英文解釈の参考書としてロングセラー、不動の位置を保っていた。

残念ながら時代の流れで、2004年ころに廃盤になった。

時代の流れとは、

 私の受験時代(1970年代後半)は英語の勉強は、日本語訳が最も大事であった。如何に文法に沿って、かつ大意を失わず、下線部の英文を精密に日本語にする。

 これが最も大事であった。

 これこそが、試験の関ヶ原。これが上手くいくと試験で高得点が望め、これで失敗すると、英語の試験全体が無残なものとなった。

 どうも、2000年以後は、「実用英語」とやらが幅を効かせてきたようだ。

 実用英語?・・・日本語に直せなければどうにもならないだろう、と思っていたが、最近様子がどうも違うことに気がついた。やたら、話すとか聞くことが重視されている。また、あまり英文解釈、英作文は流行りではないそうだ。英語の勉強は流行りでやるものではないような気がするが、妙な話である。

 センター試験でもヒアリングが導入され、200点が記述、50点がヒアリングという比率である。これが、今年の共通テストからは、記述100点。ヒアリング100点となるそうだ。

 センター試験や共通テストがそうであっても、大学が独自に行う二次試験では、昔ながらの英文解釈、英作文が主流だろう、とおもっていたら、そうではないようだ。

 例えば、北大の英語の試験問題。問題の中に日本語は一語もない。

 東大の問題をみても、ヒアリングの比率が高く、英文解釈や英作文の数は少ない。

 何か、このような問題なら、帰国子女や、あるいは、ネイティブにすごく有利になるような気がする(実際にそのような声は聞こえてくる)。少なくても日本国内で必要な英語とは、英語を日本語に訳して理解することと、日本語で考え英語にして、世界に発信することではないだろうか。

 そして、その源は、日本の大学にある。大学の入試とは、そのような能力を持った人を選抜するために行われるものではないのだろうか。そのような人を養成して、日本国民に世界中の事物をわかりやすく紹介し、かつ、発信する。そのような人間を育成するところが日本国内における大学の主目的ではないのだろうか。

 それが、帰国子女は外国人に有利な英語の試験をやってどうするのだ。どのような人材を欲しいのだ。

 京都大学の問題を見た。

 京都大学はさすがに昔からこだわりのある大学。こってりとした入試問題を作るということで受験生からは恐れられていた。

 流石にここは、英文解釈、英作文の比率が高かった。しかし、問題を読むと、何やらあまり難しくない。昔我々を恐れさせたあの難しいくせに、どこか凛とした佇まいを見せる問題はどこに行ったのであろうか。

 このブログでも小生の開発した「現代英文訓読法」の紹介ということで京大の問題を紹介したが、何というかあまり難しくないし、かつ、あまり私の好きな文章ではなかった。

 失礼ながら、もっと高く聳え、我々を睥睨し、高い品格を持つ峻厳たる文章でないと私はやる気がしない。故に、それ以上の紹介はやめた。

  ここまで書いても、私も還暦直前なので、ロートルの「昔は良かった」的なボヤキになるのかもしれない。しかし、残念ながらそうではないのだ。

 2−3年前、母校の札幌医大の新入生と話す機会があった。

 何のことはない。柔道部の新歓コンパである(私は柔道部の出身)。このような会が毎年行われている(今年はコロナで中止)。

 そこで新入生と話をした。新入生と話をする、と言っても、もう子供のような年頃の若者だ。向こうもこちらもGeneration Gapの山で話題などあるわけもない。

 そこで英語の話題に振ってみた。

 近年、医学部は人気があり、受験生のレベルもすごく高い。彼らは日本で最高の頭脳集団であると言えるだろう。

 また、英語の関して言えば、受験を終えたばかりの1年生が生涯で一番英語のできる時なのだ。私はそのような敬意を払って接した。英語の文法の話をした。

 すると意外な答えが返ってきた。

 「私はそのようなことを予備校で習いました」と。

 聞くと、彼は二浪して合格した、とのこと。

 高校だって、北海道で屈指の中高一貫校。灘、開成には及ばないが、毎年、卒業生の3分の一程度が国公立の医学部に進学する強豪校である。

 彼の話によると、高校時代は、特に3年生の時には、英語の教官は二人いたが、一人は、授業を全部英語でする、つまり、今、政府が奨励しているAll English の授業。

 あんなものを本当にやっているんだな。しかも受験校で。

 あんなものを本当にやったら、英語が分からなくなる無駄な時間になるのは見えている。それが学校側では見えていないのだろうか。政府の言う通りにやれば幸福になると言うものでもあるまい。

 結局、彼も予備校で「たった2年」そのような英文法を習い、能力があるのだろう。合格した。 

 しかし、こちらはロートルとは言え、小学6年生の1月に塾に入り、塾と学校とでこのような英文法はみっちりと仕込まれてきた。英語 イコール 英文法、と思っていた。

 文法的機能を考え、長い文章は節に分ける。節に分けるのも英文法というロジックに則って分けるわけです。そしてそこで、英文の解釈もきちんといくと、それこそ、詰まった鼻がスッと通るように、きちんとした訳が出来る。故に、英語 = 英文法、と今でも信じている。

 彼は能力のある若者であったが、英文法の鍛錬としては、私と歴然の差を感じた。

 最高頭脳集団の一員の彼でさえ、この程度なら、他はどうなるのだろうか。

 日本の英語のレベルはどうなっているのであろうか・・・

 さて、このような厳しい話はこのくらいにしよう。


 新々英文解釈研究の話。 

 私も高校時代はこれで勉強した。塾の教材であったから。

 しかし、あまりやらなかった。半分くらいであろうか。

 部活(ハンドボール部)も忙しく、塾にはあまり行けなかったし、理系だったので、数学とかで忙しかったから。

 何よりもこの本は難しかったなあ。

 それぞれの英文に品格を感じたが、難しかった。日本語の解答を読んでも何を書いてあるのかよく分からない。一文一文が高いところから我々を睥睨するように凛として峻厳として聳え立つような文章である。


 さて、新々英文解釈研究の昭和初期の本を手に入れたので、これを、現代英文訓読法を使って読み解きたいと思うのである。

 と、考えたら著作権はどうなる?

 ネットで調べたら、そのものズバリ 新々英文解釈研究と著作権のことについて書かれた良いブログがあったので紹介する。

 ずいぶん良い記事だなあ、と思って読んでいくと・・・なんだ、私が平成25年に書いたものでした。

http://proverb1111.blogspot.com/2013/09/blog-post_18.html
新々英文解釈研究の著作権 (2013年9月18日)

 この新々英文解釈研究、当時からボリュームがあり、難しくて有名でしたが、難しいものをわかりやすく解説するのが後進の役目と心得る。
 それを可能にするのが、「現代英文訓読法」と思っている。信じている。
 英語のよくわからない人、「関係代名詞ってきいたことあるな」とか「受動態って、ああ、やったよなあ」という感じの人でも十分にマスターできると思う。
 なぜなら訓読法、というものはそのようなものだからである。そのようなことを考えて私は作ったのである。
 
 我々、授業で「漢文」をやりましたよね。
 論語やら、漢詩やら、故事成語、史記、十八史略などなど。
 
 あれは古代中国語である。 
 あれを理解するとなると、まず、現代の中国語を勉強し、さらに、古代の中国語を勉強しなければならない。 
 中国人にとっても、あの文献はかなり難しいものだそうである。
 それを、我々、中学生でも少しは読めるようになる。
 論語の最初。
 

も、すごく難しい文章だと思う。
 英語でこのくらいのものをマスターしようと思ったら何年かかるか。
 それを中国語を初歩からやったらいつになったらここまで辿り着けるのか。
 しかし、我々は造作なく、中学生くらいで、これをやっている。
 
 このようなことを英語でできないか、と、考えたのが、「現代英文訓読法」なのです。

 日本人の英語力を嘆くよりも、まずは、取り組んでいきましょう。




 

2020年9月27日日曜日

河野太郎氏 ハンコは不要か? 論語 告朔餼羊 から

青の池

 こんばんは

 ずいぶん自民党も暇なのだなあ、と言う印象です。

 もっと大事なことたくさんあるだろうになあ、と。

 河野大臣が各自治体にハンコをなくすように、と「スピード感」を持ってやってくれ、と要請したそうである。

 きっと各自治体は、河野さんの「命令」ならば逆らえない。

 「スピード感」を持って「雑」に物事をやるであろうな、と思う。

 個人の認証は非常に大事。端折るとドコモ事件みたいものがすぐに発生する。

 デジタルというものも、良し悪しである。

 偽物が大量に蔓延る危険があるし、情報の流出という懸念もある。

 下手をすると官庁のの書類が書き換えられる恐れさえあると思う。

 情報流出に最も有効な手段はアナログである。

 それを河野さんが知らないわけではないだろう。

 誰でも知っているのであるから。

 しかし、この手の話をまじにしているのを見ると、軽く見えるなあ。愚鈍に見える。

 あるいは河野さんは誰かに唆されて何か邪(よこしま)な考えを抱いているのであろうか。

 ハンコが本当に必要かどうか、は、どうなのだ、と突き詰められると私には分からない。

 しかし、論語 に 告朔餼羊(こくさく の きよう)という話がある。

古くから続いている習慣や年中行事は、理由もなく廃絶してはならないということのたとえ。

「告朔」は、中国周の時代に行われた儀式で、毎月一日に羊を廟びょうに供えて祖先を祭るもの。「餼羊」は、告朔のときに供えるいけにえの羊のこと。
の国で告朔こくさくの儀式がすたれ、羊を供える形式だけが残っていた。「それでは無意味だから餼羊をやめるべきです」と子貢しこうが言うと、孔子こうしは儀式がすたれるのを惜しんだという。
『論語ろんご』八佾はちいつ


諸橋轍次 論語の講義 から

私に言わせれば・・・だ。
河野よ 爾は判子の手間を愛しむ 我は日本に根付いた其の判子の文化を愛しむ



 

河野行革相「はんこ、すぐになくしたい」 デジタル閣僚会議で発言

2020年9月24日木曜日

個人情報談義3 アプリは何をするか分からない まるでウイルス

青の池

アプリは何をするか分からない。


 例えば、FacebookやInstagramをダウンロードする。

 その契約によるとFacebookやInstagramは、自分のスマホの写真全てにアクセスする権限を有するそうだ。

 彼らがアクセスをして、写真を彼らのところにアップロードをしているかどうかは、不明である。

 世の中にはいろいろなアプリがある。おそらく写真へのアクセス権があるものも多いだろう。

 悪い人はアクセスをして何をするのであろう。

 アクセスをして、自分のところにアップロードして保存するのである。

 これはその人の秘密を握ることにならないだろうか。


 何気なく我々は気楽にいろいろなものを写真に撮っていないだろうか。

 あたかも備忘録代わりに使っていないだろうか。写真に撮っておいて、他人に渡るとまずいもの。


例えば、

 第一群:免許証、保険証、預金通帳、パスポート、マイナンバーカード、パスワードを書いた紙など 

 第二群:会社の機密書類、名簿の類  

 第三群:恋人との写真 際どい写真 自分の裸の写真など


これらが流出するとどのようなことが起こるのか

 

第一群の場合:見知らぬ他人があなたの銀行口座をこっそりと作るかもしれない。

 免許証と言うものは自分自身の証明を求められた場合に見せるのみでです。

 これを見せられるのは本人だけ、と言う前提で世の中が動いている。

 インターネットで銀行口座を作ることが可能ですが、この時も免許証の提示を求められることがある。

 名前、住所、電話番号、免許証でできてしまう。

 第一群のものはこのような理由で大変重要です。

 スマホで写真で備忘録代割りに撮ることは危険である。


 第二群 会社の機密書類など このようなものが見られるとしたら、極めて利益をもたらしそうである。いつでも見られるように、スマホやタブレットにメモがわりに写真に撮っていないだろうか。


 第三群 人を脅かすのに使える。10年でも20年でも保存しておいて、写真のご当人が偉くなったり、役に立つ人間になったら出してくるのである。議員とかだったら思うように操ることができるし、企業の機密を持って来させることもできる。意外と皆さま写真や動画に撮っておられるみたいで、見せてもらったこともある。

 あるいはこのようなものを手に入れた人がすぐに金が欲しければ、このような写真を見せて脅かしても良い。


 先ほども申し上げたが、アプリは何をするかは分からない。

 最近、私はアプリをダウンロードする時にどこの国の会社のものかチェックすることにしている。

 良さそうなものをインターネットで拾ってみる。

 「〇〇ができるアプリ 20選」とか言う記事を見て参考にしている。

 すると驚いた事に中国製のアプリがものすごく多い。また、評判も良い。

 穿って考えると「〇〇ができるアプリ 20選」と言う記事も、この1位、2位のメーカーがこの記事を書き、Googleに金を払い検索の上位に置いてもらっているのかもしれない。

 Apple store、Google pay の評判も上々であるが、こんなものはどうにでもなろう。


 アプリを作る、と言っても今や個人が趣味で作るようなものではなくなった。すごい人手と手間がかかるものである。パソコンはWindowsとMacOS, スマホはAndroidにiOS。それらは頻繁にバージョンアップをする。その都度にバグが発生するものである。バグ取りは大変な作業である。つまりアプリを作るのはそれだけ大変と言うことである。それでたくさんの人に利用してもらえると採算も取れるかもしれないがなかなかそうはいかない。アプリは見かけほど儲かる商売ではない。


 そこに中国勢が大挙して参入している。これはどのようなわけであろう。

 簡単に言えば、我々の個人情報を抜き取る。その利用法はすでに述べた。

 中共政府も買ってくれるのかもしれない。

 日本でそのようなことをしたら、内部告発などでバレたら罪に問われるが、かの国ではそのようなことはない。むしろ手柄になるはずだ。


 私はアプリを探すこともあるが、中国製のものは絶対にダウンロードしない。

 短編ビデオ投稿アプリ TikTok が個人情報を抜きとるのではないか、といってアメリカで使用中止になりそうである。

 日本では、大阪府、群馬県などが自分の地域の宣伝のためにこれを使っていたと言う。

 なんと言う情弱ぶりであろうか。個人でも、第一群から第三群までの利用をされたら大きなダメージを受ける。自治体ならばいろいろな情報があるのでそれにアクセスを許してら大変な事になる。なぜこのような自治体は私でも気がつくようなそんな簡単な事にも気がつかないのか。 

 大阪府は「TikTokはメインのコンピューターではなくて違うコンピューターにダウンロードした」とのコメントを発表していたが、そこまで危険性を認識しておられるのなら、なぜそもそもTikTokをダウンロードしたのか、と言う事になる。


 なかなか厄介な世の中となりました。

 インターネットで簡単に我々は世界中と直接繋がることができるようになった。しかし、裏を返せば、向こうからもこちらと繋がることができると言うこと。


個人情報談義 目次


 

2020年9月16日水曜日

個人情報談義2 パスワードの使い回しは非常に危険

最近私がふとした事で気がついた事を述べてみよう。

かねてから「パスワードの使い回しは非常に危険」ということはよく言われてきた。
しかし、私にとっては馬耳東風。
何か自分に危険な事が起こるとはイメージさえ出来なかった。
何を言ってやがる、という感じ。
パスワードを忘れてしまった方がもっと困るではないか、と思っていた。

しかし、これが頗る(すこぶる)危険である事につい数日前に気がついた。
ドコモの事件が発端になったのかもしれない。



我々がアマゾンでも楽天でもFacebook、Instagram、などでは、IDがメールアドレス、あとパスワードで入場できるものである。
 ここで言えるのは、まずメールアドレスというのは割と簡単に分かるものである。
 私の場合ならまず、医院のホームページに書いてある。
 このようなものを拾っていくだけで、何万件もすぐに拾えるだろう。
 FaceBookやInstagram、その他の多くのアプリはメールアドレスがIDとなる。
 これは、その人のアドレス帳に接続し、その人のメールをやりとりしている人のメールアドレスを収集、また、そこにメールを送り宣伝するのが目的である。
 このような感じでメールアドレスは、世の中に出回っているのである。

 もちろんこのようなものを収集している名簿屋も多い。

 名簿屋にでも頼めば、何百万件でも用意してくれるだろう。
 

 さて、メールアドレスだけがあっても、(犯罪的な)金儲けにはつながらない。

 パスワードがなくては金にはならない。

 パスワードの入手方法は2つある。

1)よく、個人情報が⚪️⚪️万件流出した、とニュースになっているが、あまり自分には関係ないのかな、と眺めている御仁も多いのではないかと思う。
 もちろんこの中には自分のも含まれている場合が多々有る。
 この時にパスワードも流出していたりする。

2)アプリである。アプリに登録するときに、メールアドレスとパスワードを要求される。ここでパスワードがアプリの会社に入る。

どうでしょう。多くに人がパスワードを使いまわしにしている。
小生も2-3個のパスワードを使いまわしにしている。

 メールアドレスも同様。

 すると、アマゾンでもどこでも、自分のメールアドレスとパスワードを入れると簡単になりすまして入場できるではないか。
 メールアドレスは2−3個使い回し、パスワードも2−3個使い回す。
 6−9通りでヒットすることになる。 
 意外と簡単である。

 ということに数日前に気がつきました。

 今、主だったパスワードを変更中です。

 アマゾンは2段階パスワードになりましたね。お気付きでしたでしょうか。

 カードがらみのところは危ないです。

 ガードの甘い方は至急対策をされた方がよろしいかと思います。



Facebookで2億6700万人の個人情報流出。ネットで飛び交う怒りの声

2019年12月20日
米フェイスブック(Facebook)は19日、2億6700万人以上のフェイスブックユーザーの名前や電話番号を含んだデータベースがオンライン上に公開されていたとの報告を受け、調査を開始したと明らかにした。IT情報サイト「コンパリテック(Comparitech)」によると、問題のデータベースは先週、犯罪組織のものとみられるオンライン上のハッカーフォーラムでダウンロードできるようになり、その情報は約2週間近く公開された状態だったという(現在は削除済み)。フェイスブックは「この問題について調査を行っている」とした一方、流出した情報について、個人情報保護強化のための対策が取られたここ数年以前に入手された可能性が高いとの見解を示したと時事通信が伝えています。しかし、そのデータベースはユーザーの名前やID、電話番号を含んでおり、誰もがアクセス可能な状態だったといい、世界中で心配の声が挙がっている。

何度目の流出?Facebookの個人情報

フェイスブックの個人情報流出は初めてではない。2018年3月には16年の米大統領選にからみ、英選挙コンサル会社に最大8700万人分の個人情報が流出したことが発覚。米連邦取引委員会(FTC)が調査に入り、約50億ドル(約5400億円)に上る制裁金を科せられた。FTCがテクノロジー企業に科した制裁金としては過去最大で、12年にグーグルが科された2250万ドルを大きく上回った。フェイスブックは12年、ユーザーの明確な同意なしに個人データを他社に提供しないことなどをFTCに約束していたが、その合意に違反していたことも疑われることから、多額の制裁金になったと見られている。同社の18年の売上高は550億ドルを超えていることを考えると、途方もない金額とまでは言えないとNewsweekが当時伝えている。
これまでにも5000万人分の個人情報が流出したり、4億人以上の電話番号が流出したりと、たびたび同じような問題を起こしているフェイスブック。
また、今回の個人情報流出問題と前後して、ユーザーが位置情報サービスで不許可を選択したとしても、現在地を特定できてしまう方法があることも明らかになった。共和党のジョシュ・ホーリー上院議員は、「(位置情報サービスを許可しない)オプトアウトは存在しない。自分の個人情報をどうすることもできない」「これがIT大手だ。だからこそ連邦議会は対策を講じる必要がある」とツイッターに投稿して物議を醸していると時事通信が報じています。



個人情報談義 目次

石ぬ屏風節 CとDで唄ってみた あと88日

    伏見啓明整形外科公式ブログ 目次       令和3年4月5日(月) コンクールまであと 88 日  今日、仕事の終わった後に45分ほど練習した。  鷲ぬ鳥節 C(四の調子)  越城節 C  調子が悪いので途中でやめた。  あがろーざ C 練習中 歌詞がうまく合わない。も...